4年間の体力向上トレーニングが高齢者の体力及び要介護度に及ぼす影... (Japanese)
In: Japanese Journal of Physical Fitness & Sports Medicine / Tairyoku kagak, Jg. 64 (2015-12-01), Heft 6, S. 684-684
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【背景】長期間に及ぶトレーニングが、高齢者の体力や要介護 認定にどのような影響を及ぼすのかについての報告は数少な い。【目的】本研究では、4年間における高齢者の体力と要介護 度認定を比較検証することで、介護予防を目的とした運動の継 続実施が体力と要介護認定に及ぼす影響について検証した。【方 法】対象者は介護予防施設に週1回通う65歳以上の2次予防事業 および予防給付対象高齢者33名とした(平均年齢85.8±6.0歳)。 体力向上トレーニングに参加する16名を運動群、参加しない17 名をレクリエーション群(以下レク群)とし、これら2群につ いて体力測定(30秒スクワット、握力など9項目)の変化を比 較した。さらに運動実施の有無と要介護認定状況において比較 検討した。体力向上トレーニングには「わかやまシニアエクサ サイズ」トレーニングプログラムを用いた。トレーニング内容 は運動実施前後でのストレッチ運動、筋力トレーニング(2種 類)、ステップ運動(5分を2回)を実施した。 【結果】運動群、 レク群の体力測定値の4年間の変化を比較すると、30秒スクワッ ト、握力、10mジグザグ歩行では両群に、開眼片足立ち、起き 上がり動作テストでは運動群のみに、10m早歩き、最大5歩幅 テストではレク群のみに有意な低下がみられた。体力の低下率 は運動群に比べレク群で大きかった。運動実施の有無と要介護 度との関係を比較すると、有意な差がみられ、運動群が要介護 度を要支援1以下に留めていた。【結論】本研究から、運動を継 続的に実施していたにもかかわらず体力の低下(17.3%の低下) が認められた。しかし、運動を実施しない場合には極度の体 力の低下(55.1%の低下)がみられた。また運動をしていない 者は運動をしている者に比べ、約3.2倍体力の低下がみられた。 さらに運動を継続することで要介護認定率の抑制になる可能性 が考えられた。 [ABSTRACT FROM AUTHOR]
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Titel: |
4年間の体力向上トレーニングが高齢者の体力及び要介護度に及ぼす影... (Japanese)
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Autor/in / Beteiligte Person: | 和也, 谷口 ; 貢, 本山 ; 裕樹, 松本 ; 司, 本山 ; 拓人, 池田 |
Zeitschrift: | Japanese Journal of Physical Fitness & Sports Medicine / Tairyoku kagak, Jg. 64 (2015-12-01), Heft 6, S. 684-684 |
Veröffentlichung: | 2015 |
Medientyp: | academicJournal |
ISSN: | 0039-906X (print) |
Sonstiges: |
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